「そこに居るんだろ、紗奈…」 そして何故か彼女は俺に会いに来た。 「……どうして……どうしてこんな辛いときに貴方に会いたいと思うのかわからないのにっ」 それでも良い。 俺にとってはそれでも良かった。 彼女が色白の瞳のクリクリした美少女じゃなくても、それでも俺は彼女に惹かれてたと思う。 「怖いの……今まで私の中には忠史しかいなかったのに…不安になった時に思い出したのはテレビに出てる貴方の姿…」 泣きじゃくる彼女。 でもそれが俺には嬉しかった。