何故彼女の近くに居るとこんなにも心が穏やかな気持ちになるんだろうか。

彼女は悪魔なのに…。

「いつか…いつか私も人を不幸にする日が来るのかなあ」

ぼそりと呟く彼女を俺は黙って眺める事しか出来ないで居た。

「…とおるーっ!!」

マネージャーである冴凪さんの声が聞こえるまで俺と彼女は他愛のない会話で盛り上がっていた。

「……誰か居たのか?」

「さぁ…冴凪さんの気のせいじゃないの?」


彼女が飛んでった空を見上なら俺は何故か彼女とはまた再会出きる気がしていた。