~甘い香りに誘われて~三度目の涙

「貴方に…私の気持ちなんて…分かるはずない!」
「舞唯華ちゃん…?」
「そうよ…親に決められた人生なんてつまらないのよ
 私の人生なんて!」

産まれて初めて大きな声を出した。
自分の気持ちを…伝えたのなんて…。
救いの手の無い今までの私の人生…。
気づいてくれる人は誰一人としていない。
そんなつまらないろくなこと無い人生に産まれた私。
自由の無い…。
つまらない人生…。

親を押しきってまでチャレンジした先輩が……、
親に逆らえない…私の気持ちなんて分かるはずない…。

どんなに夢を諦めようとしても…諦めきれなかった。
なのに……父の一言で…また孤独に落とされた私…。