~甘い香りに誘われて~三度目の涙

私は、一人暗い部屋で今まで書いてきたノートを見た。
なんの為に、やりたくない勉強を無理矢理して…
自分の限界をとっくに終えていたことに…自分ですら
気づいていなかった。

いや……気づいていたのかもしれない。

ただ…父の為に頑張ろう…そう思って無理をしていたんだ…。


「あーあ……こんなことになるんなら…はじめから…
 頑張んなきゃ良かったな……。」

ほんの数秒…頬を伝って涙が落ちた。
二度目の涙だ…。