俺様王子が恋をした

「ふっ。あは！
　お前やっぱ飽きねーな？
　しないから安心しろ。」

「あ、よ、よかった・・・。」

なんてホッとしてる。

しないよ？
『ここでは』な？







「そういえば先輩、どこ向かってるんですか？
　私の家逆方向・・・。」

「俺の家。」

そう、今日は俺の家に連れて行こうと思ってた。
それを聞いた真優華は
へ！？
と驚いている。

いちいち反応がいいんだよな、ほんと。

「せ、せ、先輩のおうちって・・・。」

「もうすぐ着くから。」

横で、え、どうしよう。
と慌てる真優華を放っておいて家までの道を急いだ。