モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。



「─────はい!
じゃあそういうことで、1年生は早速今日から準備に入ってもらうぞ!」


元気で威勢のいい、委員長さんの言葉に、それぞれ皆動き出す。


「さっきも言った通り、1年は前準備、2年は当日の物の出し入れとか、進行。3年は後片付け。じゃあ、よろしくな!」


「莉世、俺らはとりあえず誰が何に出るかの名簿作りだって。ここにいてもあれだし、教室行く?」



私の顔色が優れないせいか、心配した目で私の手を取った蒼井。


全然、話が入ってこなかった。

委員長さんが前で話してるのに、あの人がいるってだけで、胸がぎゅうっと苦しくなって、息が止まりそうだった。


……ちゃんと、仕事しないといけないのに。


「莉世、本当に大丈夫か?
体調悪いなら、先に帰って……」


「だ、大丈夫……だか、ら。
早く、教室行こ……」


手を握られているのに、何も反論しない私に、蒼井も何かを感じ取ったようで、急いで教室から連れ出してくれた。