モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。


チャラチャラしてるのかと思えば、全くそんなことなくて。

そういうところ、ほんとずるい……


ちょっとだけ。

ほんの、ちょっとだけ……女子に人気なの、分かった気がする。


「それにあのポテト、莉世が作ったものだったとはな〜あれ、めちゃくちゃ美味しかったから」

「そ、それはどーも……」


ふいっと顔を逸らして素っ気なく返す。


何度も言わなくていいってば……

どう反応したらいいか、分かんなくなるから。


蒼井にそう言われると、心臓がトクトクと早く動いて、頬カッと熱くなるような感じがして。


自分が自分じゃ、なくなるみたいで。


けど、そんな私の姿を蒼井は目を細めて満足そうに見てる。


……ああ、またからかわれてる。


絶対確信犯だよね、蒼井。


「莉世と結婚したら、あんなに美味しいもの毎日食べられるんだろうな〜」


─────ドキッ!


「な、何言ってんの?
そんな大袈裟な……」


思ってもみない言葉に狼狽えていると、蒼井は立ち止まって、私の頬をするりと撫でる。


「っ……」


なにその、目……


「全然大袈裟なんかじゃねーよ。
思ったことを言ったまでだし」