モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。



──────放課後。


「莉世、委員の集まり行こうぜ」


「うん」


「頑張ってね〜!!」


エールを送ってくれた歩優を見送って、2人で教室を出た。


「いや〜、まさか莉世があんなにデレてくるとは」


「べ、別にデレたとかじゃないから。
ただ、お礼を言いたかっただけ!」


デレたって……私をなんだと思ってるのよ、蒼井は……


照れて焦っていた姿はどこに行ったのか、昼休みから、とにかく嬉しそうな蒼井。


そんな顔されたら、こっちだって妙にくすぐったい気持ちになるんだけど……


昼休みが終わった授業中も、ずっと横から視線を感じたけど、全て完全にスルーしてた。


だって、また先生に目つけられたら、たまんないしね。


「それでも、めちゃくちゃ可愛いかったよ。
俺にお礼言ってくれた姿とか。
また、好きになった」


「っ!!」


その言葉にドキッとする。


こういう時は、ちゃんとこっちを見て言ってくるよね……


まっすぐで、真剣そのものなのに、その目はとても優しくて。