カリッと音を立てて、割れたポテトの半分は私の口にささったままで、
もう半分は……
「ごちそうさま」
ペロッと口を舐める蒼井に吸い込まれていった。
「お、蒼井くんおかえり〜!」
「いやー、自販機行ったらめちゃくちゃ混んでて遅くなった」
何事もなかったように、普通に話す2人。
……え、今何が起きた?
今私の目の前で繰り広げられたのは、何?
なんなの?
「ちょっと、蒼井くん!
莉世、照れちゃって無言になってるじゃん!」
「ごめん、ごめん。
あまりに美味しそうなのが目の前にあるから、つい」
美味しそうなのって……
これ、昨日の夜私が作って残ったものなんだけど……
その言葉に、直前にあったことも忘れて、胸がドキンと跳ね上がった。
「実行委員のことも、今のポテトのことも、本当ごめん。さすがにやりすぎた……って、莉世?」



