「ちょっと、蒼井!!
近いっ……!!」
「あー、莉世抱きしめてると落ち着く」
「……っ!!
は、離れなさいよ!!」
「それは無理」
「っ〜!!
いい加減にして!!」
「うおっ!!
莉世!!?」
ドンっと強く突き飛ばして、教室に入れば、あらゆる所から視線の嵐。
後ろで蒼井が何か言ってるのが聞こえるけど、無視だ無視!!
朝から、ほんっと最悪……
どうしてこうもスキンシップが激しいの?
チャラ男だから?
プレイボーイだから?
あ、そういや2つとも違ったか……
って、そんなことどうでもいい!!
男子って皆、こうなわけ!?
「ちょっと、莉世!!
いつの間にそんなことになってたの!?」
「あっ、歩優、おは……」
「おい、莉世?
また俺のこと突き飛ばしたな?」
目をキラキラさせて駆け寄ってきた歩優に話しかければ、頭に乗ったノシっとしたもの。
「あ、蒼井くん!!」
「ちょっと……、重いんだけど」
「だって、俺から離れようとするからじゃん」
頭を振り乱してでも離れたいけれど、妙に力をかけられているせいで離れられない。
たぶん、頭に腕、乗っけられてる。



