─────遡ること、約数時間前のお昼休み。


「今日、何食べるー?」

「んー、暑いし冷たいうどんかな」

「おっ、いいね!
私もそれにしよっと!」


歩優とふたり、学食でうどん(冷)を注文して。

美味しそうだねって、席について食べていた時。


「ねぇ、まつげちゃんと上がってる?」

「グロス塗り直さなきゃっ!!」


なんて、周りの女子たちがキャッキャッうふふし始めた。