ずっと、雨が降る暗闇に閉じこもっていた私を、笑って泣ける場所に導いてくれたのは、あなただった。


たとえ曇っていても、土砂降りの雨が降っていても。

その向こうにはいつだって、晴れた青空があることを、あなたがわたしに教えてくれた。



────太陽の光が、雨粒を通して輝くように。

あなたが、暗闇で泣いていた私に、光をくれた。



私も……愛してるよ、蒼井。


太陽の光が降り注ぐ中で、私は蒼井に笑いかけた。


涙を流した後、空を見上げればきっと。

青空が待っているから。



雨が上がった後の街は、いつまでもいつまでも、太陽の光に照らされて、輝いていた。