「なにって、朝のハグ。
とりあえず、ぎゅってさせて」


───────バタバタっ!!!


「ま、まぶしいっ……!!」


「霧雨さん、羨ましい!!
私もあんなこと言われたい……っ」


なんて、教室中の女子たちがノックアウト。


え、嘘でしょ?


信じられない。


かの言う私は………


「寝ぼけてるの?
顔、洗ってきたら?」


もちろん、素っ気なく返す。


ハグって何よ、ハグって!?

とりあえず、じゃない!!


何それが当たり前かのように話してるの?

寒気しかしないんだけど。