その灯りは、ドキドキと胸を高鳴らせる一方で、とてもあたたかくて。


いくら冷たい態度を取っても、何度突き放しても、その度にしつこいくらい追いかけてくる蒼井。


鬱陶しいし、イライラするから、関わらないでほしい。


そう思っていた自分が、いつしかそんな蒼井の一面も好きだと思えるようになるなんて、私も大概重症なのかな。


好きな人なんて、絶対に作らない。

恋愛なんかしたくない。


幸せになる権利は自分にはない。



蒼井のことは、何があっても好きになることはない。



そう思っていたのに、蒼井が真正面から向き合ってくれた。

いつも、どんな時もずっと傍にいてくれた。


それが全て、暗闇で光る灯台のように私の心の支えとなって。



ねぇ、蒼井……


私はあなたのことが好き。