え、まさか……記憶喪失か、何か?
いやいや、漫画じゃあるまいし、それはねーだろ!!
じゃあ、一体どういうことだ!?
頭を抱えて考え込んでいると、ふとさっきの言葉を思い出し、もう一度莉世を見る。
「あなた、誰って……ん?」
あれ?
なんか、髪型が………
よくよく見ると、顔は莉世と瓜二つだけど、髪型が違う。
莉世は鎖骨より下くらいの黒髪ロングで、いつも下ろしているのに、
目の前のこの子は、ボブ。
しかも、色はダークブラウン。
……どういうことだ?
目の前の子は莉世のはず。
でも、髪型が…………
ヤバい。
マジで分かんねーんだけど……
再度目を白黒させていると、その子はおずおずと探るように言った。
「あの……もしかして、なんですけど……」
「な、なに?」
じっと探るような目で見つめられ、思わず言葉に詰まる俺。
莉世のはずなのに、莉世じゃない。
一体この子は……
「私を、妹と間違えてません?」
その言葉に、目が点になる。
「は?い、妹?」
「はい。
私は莉香……莉世の双子の姉です」
ふたご
フタゴ
双子ぉぉぉぉーー!!!?
「えっ……、は?
はあぁぁぁぁーーー!!?」
思ってもみない新たな事実に、驚きで大声を張り上げてしまったのは言うまでもない。



