モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。


「てかさぁ、莉世をここに呼び出して、一体何するつもりだったわけ?」


「そ、それは……っ」


「なぁ、教えてくれる?」


ずいっと1番前……

さっきここに入ってきた時に、ちょっと!!と叫んだ女の先輩。


見た目も派手で、まさに蒼井にベッタリな人種であるその人に近づいた。


「まあ、俺と噂になった時点でこうなることくらい、予想はできたけど。
まー、早かったね?」


ビクッ!!


あまりに低いその声に、ここにいた全員(蒼井を除く)の肩が上がる。


もちろん、私も含め。


「この際だから言っとくけど、俺、お前らみたいな派手な女、大嫌いだから」


「っ!!」


「それとこの子、俺の彼女になる予定だから、少しでもちょっかい出したら……殺すよ?」


は?

えっ?



「ひいっ!!」.


先輩たちは身体をガタガタさせて震えてるけど、私はあまりに物騒な言葉に、開いた口がふさがらない。


「じゃあ、バイバイ」


最後はいつもの人懐っこい笑みを浮かべて、


「じゃあ、莉世戻ろうぜ」

「えっ?あ、う、うん……」


蒼井に背中を押される形で、空き教室を出た。