「莉世、さっきの約束……もう、忘れたの?」
「約束って、あ……」
“ 俺から離れんなよ ”
私、早速破りそうになってた……
「約束って言ったよな?
俺が戻るまで教室から出るなって」
ん?と、にっこり笑って微笑む蒼井は、いつものヘラヘラした雰囲気は全くなくて、怒ってるのが丸わかり。
昨日天野くんと話してる時の姿とはまた違うけど、これだけは言える。
普段怒らない人が怒ると、絶対怖い説。
「ご、ごめ……っ」
「罰として」
「え……?」
ふわっと身体が持ち上げられたかと思うと、気づいた時には蒼井の腕の中。



