貴方のコト好きでした

「今日、西臨寺さん…休み?」
「昨日、何かあったのかな?」
「さぁ?」

人は誰しも永遠じゃない。
恋も…幸せも…友情も…全て。
一度は失い…滅び…消えていく…。
そして、その失い方も…滅び方も…消え方も…異なる。
人に幸せが来るのは…一度は不幸を味わっているから。
人は生きている間、陰と陽に左右されながらこの世の
感情を使っている。

「このままだと…言えるかなぁ~…」

私は目を閉じ、過去のコトを思い出した。
まだ小さかった頃…私は星矢とある約束をした。
「俺が絶対、輝桜鈴を守ってみせる!」
「なら…私を、星矢のお嫁さんにして!」
「ああ。」
小さい頃のちょっとした約束。
たしかその時は…近所で飼われていた大きな犬に襲われて私が泣いていた時だった。
星矢と交わしたちょっとした約束…。
何故か今でも私は覚えていた。
星矢は、忘れてしまったかもしれない…こんな子供の頃に約束したことなんて…。