よかった…と言うわりには、天の顔はあまり嬉しそうじゃなかった。
天は、もっと喜んでくれるかと思ってたのに。
「で? 今週末は、会いに行くのか?」
「分かんない。
海翔も疲れてるだろうし、私も泣いてるの、
気付かれたくなくて、さっさと電話
切っちゃったから。」
「お前、なんでそんな変なとこで遠慮すんだよ。
会いに行った事は、伝えたのか?」
「ううん。私が勝手に会いに行っただけで、
海翔は悪くないもん。
そんな事、言ったら、海翔が責任感じる
じゃない。」
「言っていいんだよ。
会いに行ったけど、会えなかった。
次から部屋で待つから、合鍵寄越せって。
お前、彼女なんだろ?
そんなに相手の顔色、窺うなよ。」
「ええ!?
そんな事言えないよ。」
「なんで?
いつも俺には、言いたい放題、言ってん
じゃん。」
天は、もっと喜んでくれるかと思ってたのに。
「で? 今週末は、会いに行くのか?」
「分かんない。
海翔も疲れてるだろうし、私も泣いてるの、
気付かれたくなくて、さっさと電話
切っちゃったから。」
「お前、なんでそんな変なとこで遠慮すんだよ。
会いに行った事は、伝えたのか?」
「ううん。私が勝手に会いに行っただけで、
海翔は悪くないもん。
そんな事、言ったら、海翔が責任感じる
じゃない。」
「言っていいんだよ。
会いに行ったけど、会えなかった。
次から部屋で待つから、合鍵寄越せって。
お前、彼女なんだろ?
そんなに相手の顔色、窺うなよ。」
「ええ!?
そんな事言えないよ。」
「なんで?
いつも俺には、言いたい放題、言ってん
じゃん。」