天は腕を緩めると、そのまま首を傾げて、触れるだけの優しいキスをする。
天は、そのまま啄むようなキスを繰り返しながら私のうなじに手を添えると、ベッドにそっと横たえた。
「結、愛してる。」
「私も…
天、あいしてる。」
私が答えると、天のキスはどんどん深くなっていく。
天のキスが気持ちよくて、それだけで何も考えられなくなる。
気づけば、日付けが変わり、天の星が消え始めるまで、私たちは互いを求め合っていた。
私はそのまま天の腕に包まれて眠った。
覚えていないけど、天の腕の中だと、幸せな夢を見られる気がする。
天、だいすき。
