海翔が、私の左手を取って、薬指にそのリングをはめた。


私にとってそれは、重い、重い、枷だ。

だけど、私が自らそれをつける事を選んだ。

だから、悔いなくこの枷と共に生きよう。

お腹の子のために。




天、ごめん。

きっと、こんなの見たくなかったよね。

天、バイバイ…