「ねぇ、誰が回すの・・・?」 「絶対回した人責められるよ。」 「回したくない・・・。」 次々にそんな声が聞こえる。 「じゃあ、こうしよう。」 「え?」 皆が理央の方を向く。 「出席番号順に回していくんだ。誰が当たっても絶対に責めない。そう言うルールを作ろう。」 「分かった。」 皆が頷く。 「じゃあ、1番の涼、回して。」 「分かったよ・・・。」 涼はそう言ってルーレットを回した。