ーーなんつって、いつも俺に妬かせるんだから、大変なんだよ。 と、爽もそう言って笑った。 だから、私も 芹「お人好し、なんだから」 …笑った。 ねえ、伊織。 芹「ねえ、伊織。」 伊「なあに、芹那ちゃん」 私は伊織の耳元に、ぐっと口を近づける。 芹「いいところだよね、黒龍って」 伊「でーしょ?」 小さな声のこの会話。 だけど、 烈には聞こえていたようで。 烈「ったりめえだろ」 手荒く、私の頭を撫でた。