「えっ!?
重症ってどっか悪いの?

大丈夫?」


は??

まさか、声漏れてた?

うわー、最悪。

「なんもないよ」

急いで訂正すると、君が、きょとん、と俺を見た。


その目はだんだん開かれて、俺の後ろに隠れた。


なんだ?

俺は、その先にあるのを確認するべく、前を見た。




「美心先輩!!

なんで、隠れるんですか?」

工藤勇気がいた。