「青くんは、なんで私………?

青くんはかっこいいし優しいし、私じゃなくても出会いあるのにーーー」



「優しいのは、美心だけだよ。

美心にしか、優しくした覚えないけど…。

誰にでも優しいのは、美心だよ」



ねえ………………


俺が優しい………?


他の女子とは、口も聞かない。



美心だけなんだよ。


美心にしか、見せないよ。


「青くん…………」


ガチャ



えっ…………?


急に室内が暗くなる。


「きゃっ、何!?」


一瞬、目が慣れるまでは美心が見えなくて手探りで美心を探した。


「美心!?」 
なんか、前にもこんなことが合った気がする。

そして、オチがな………


「「わっ⁉」」


暗がりの中、倒れたとこはベットで良かったけど…………ん?、触れ合う体に気付いた。


だんだんと目が慣れてきて、それが美心だと気付いた。


暗がりの中、俺に押し倒された形でいる美心は、目に涙を溜め俺を見ていた。



ガタガタ。

「やっ、怖い」


ガタガタ、とドアが揺れた。


ぎゅっ、と俺に抱きつく美心。


ヤバイ、可愛すぎ。

好きが溢れる。


こんなにも愛しいーー。