カミナリが怖いのかな?

本当に美心は、可愛い。

なんで、そんな可愛いんだよ。

カミナリに怯える美心の手をぎゅっ、と握った。

少し、震えた美心を連れ指定した部屋に行く。


「あの、青くん………」


「はい、バスタオル。
濡れたなマジで………つか、、ヤバイ」


はあ?

雨で下着が透けてんだけど……

君は不思議そうに首を捻る。

「えっと、なんつーか………
ごめんな。

こんなとこ連れ込んで」


「カミナリが……嫌いで。

あの光も、音も、だから……ここに連れて来てくれてありがとう」


君は決して、責めない。


バカなゲームで、雷から引き離した俺を責めない。


「カミナリ、嫌いだけど……雷は好きだよな。

雷のことも、嫌いになればいいのに……。」


なんて、バカだろう俺は。


絶対、そんなことあるわけ無いのに……


雷に嫉妬して、本当バカだよな。