強引に君を連れ出した真也のマンションを、出て街へ向かった。

「ねえ、青くんどこ行くの?」


つか、倉庫に帰らないなんて言ったけど………美心連れてどこに行けばいいんだよ。

ぽたぽた、と追い討ちをかける様に降る滴。


「雨だ………」

 ザァー。。


雨だ、と呟いた瞬間、ザアザアと降る雨。


君の手を引いて雨宿りのために入った建物。


「ここって…………」


美心が、気づいたように声をあげた。


「ごめん、いい?」


ピカッ。



ドカーン!!!!!


「やっ!!!

あ、ごめんなさい。うん」


カミナリまで鳴る始末。