「はああ………………」

彼女と、ぶつかりそうになったのは、ここだよな。

あの場所に、戻れば廊下の端にキラリ、と光る何かに気づいた。

なんだあれ?


ペンダント?

拾うと、ハート型のペンダント。

中に、何か入って…………!!!!


「これーーーー!!」


俺は、保健室に引き返した。


きっとこれは………彼女にとって大切なモノ。
 無くしてはいけないモノーーー。






ガラッーーーー
 勢いよく開けた保健室。

あの子が居た筈のベットは、
       誰も居なかった。


もしかしてーーーー。

俺は、ペンダントを見つめた。



これを探しに………??


探さなきゃ、あの子を
探さなきゃーーーーー。



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保健室は、一人。
胸の苦しさに耐えかねた私は、、胸元にある筈のペンダントに触る…………あれ?ない。


ポケットに手を入れ、右も左も探した。

無い…………薬がない。

私は、あれがないと………ダメなのにーーーー
 生きていけないのに……………。

そうだ、ぶつかりそうになったあの場所に落としたかも………知れない。

戻ろうーーー。

だけど、私は、それとは逆の方を歩いていた。


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