「雷…
俺、正々堂々と雷と戦うよ。

それに、美心を好きな奴はたくさん、いるみたいだしな」


俺が、そう言った時ーー。

ガラッーー


保健室のドアが、開いた。

「あれ?
美心ちゃんだぁ~今日も可愛いね~。
何々、泣き顔じゃん。
何、彼氏に泣かされた?

俺が、可愛がってあげようか?」


「………………」

茶髪のチャラい男が、美心に絡んできた。


金髪の髪をした男は、何も言わない。

チラリ、と美心を見た金髪の男。

美心は、困ったように俯いた。