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「それで、なんでこんなこと調べてる訳?」



黒髪の男は、困ったように笑う。

「また、あの子に会いたくなったから。
生きてれば会えるって言ったけど、会いたかったら会いに行けるよね」


会いたかったら、会いに行ける。
どこだって、繋がる世界だからーー

長い茶髪の髪の女の子は、ふふふ、と笑った。

パソコンの前の少年と少女は、仲良さげに身をくっつけた。


「これ…………ヤバイな」


「また、会うことになりそうだね。
闇が近づく前に………早く接触した方が良さそう」

私達は、頷き合う。

同じ名前の雷龍ーーー。


関係ない様で関係ある。

二つの族。

助けるのは、あの子だから………。

優しい優しいお姫様だから………。


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