「カップルが出場して、仲の良さをアピールする相手のいない奴らからめちゃくちゃ呪われる大会。
けど、こいつは俺のってアピールするには、ちょうどいいよ!」

ふむ、確かに。
美心、好きな奴たくさんいるしな。

「後それは、、「出る!!出る、それ」

なんで俺、ちゃんと話聞かなかったんだろう。

この時の俺は、ひどく聞かなかったことを後悔した。


「そう、ならいいよ?
二人の名前、出しとくから‼」

イヤにニコニコな藤の笑顔。
「いいの、青くん?」

君の言う問いかけ。
藤を知る美心だからこそ、心配だったんだ。
「何が?大丈夫、楽しみだな美心っ」
楽しみだった、美心を自分のモノだとアピール出来るから。

本当、毎日が早かった。
早く進むだけ。

気づけば、文化祭前日。