なんなんだ、こいつらーーー。

「楽しかった~っ。
晃、帰りたいな」

10人モノ奴等は地に伏せていた。
「派手にやったな。相変わらず……」

これが当たり前なのか?
「出会って良かった。
ばいばい」

舞原は、少しはにかむ。

「また、会えるかな?」

美心ーー。

「生きてれば必ず会える……」

それは、彼女なりの優しさか……。
彼女は、雷龍を連れ颯爽と消えて行く。




「ばいばい、雷龍………。
もう一人のお姫様……っ」


彼女は、それっきり言葉を発しない。


美心の耳に届いてるか、わからない。
だけど、今清々しい気持ちだったんだ。