「そこのベッドのところで着替えているわよ」
「えっ!? べ、ベッドのところで着替えって……二人で!?」
あぁああああぁあ……先生、それ言っちゃダメなやつ。天花寺達は浅海さんのこと男だと思ってるんだから、一緒に着替えとかおかしいでしょう。
どうやって言い訳をしようか……。
ため息を吐いて肩を落とすと、隣から熱い視線を注がれていることに気づいた。
「す、すごい……」
浅海さんが私の胸元を凝視している。
「えっと……」
「いや、その、うまく言えないんですけど、着瘦せするタイプなんですね」
「や、やだ……恥ずかしいわ」
「あ、すみません!」
胸にこんな熱い視線を向けられたことがないので、どうしたらいいかわからない。そうだ、浅海さんって貧乳設定だったもんね。わかるよ、私も前世はそっちの人間だったから。
前世のこと思い出して、自分の胸見たときちょっと驚いたもん。脱いだら意外とあるんだなって。



