「会長として言わせていただくけれど、私は真莉亜さんを咎めるつもりはありません」

「ダリアの君……!」

「あら、金雀枝の君。まだなにかおっしゃりたいの? 彼女には非などありませんもの。内部で揉めるのではなく、花ノ姫として私たちが堂々としていましょう」


ダリアの君の穏やかな言葉により、花会はお開きになった。

とりあえずは現状のまま私の花ノ姫としての立場は守られたようだった。

とはいっても、一部からの視線はかなりきついものだけれどね。


元々理事長の姪だから花ノ姫に入れたくせにと思っている人がちらほらいることは知っている。




さてと、一応花会は乗り切ったことだし。

あの人と話をしに行きましょうかね。