伯母の来襲事件があったばかりなので外で会うのは避けようということになり、浅海さんのお家にお邪魔することになった。


途中まで家の車で送ってもらい、教えてもらった住所をナビで検索すること十分。


初めての場所だったので少しばかりたどり着くのに時間がかかってしまったけれど、無事に浅海さんが住んでいるというアパートに到着。



階段を上がり、二階の一番端っこのインターフォンを押すと、すぐにドアが開いた。


白いパーカーに黒のスキニーというラフな格好をしている浅海さんが爽やかな笑顔で「いらっしゃい」と出迎えてくれた。



「おじゃまします」

案内された居間には座布団が敷かれていて、どうぞと言われたのでそこに座る。


座布団は思ったよりもふかふかで座り心地がいい。