「うわはははははははは! 真莉亜様うわはははは! 変な顔! 早速変顔披露なんて……っうわはははは!」

変顔してねーよ! 酸っぱくてこの顔になってんだよ!


「うわはははは! 真莉亜様面白すぎる! ひぃいいお腹痛い〜!」

笑いすぎだ。しかも、瞳様も笑い堪えているでしょ。そこまで私変な顔してるの!?


悔しい私は、まだスミレ様が『忍法☆すっぱいでござる』を持っているというので、第二回を開催したいと伝えた。二人が了承してくれたため、すぐに第二回を始める。


今度は私から選び、次はスミレ様。最後に瞳様が選ぶ。

また一斉にガムを口の中に入れて、咀嚼する。おっ、今度は甘い。あれでも他の二人も平然としている。

おかしい。そんなはずない。この三つの中には、必ずすっぱいのが入っているはずだ。


なるほど。すっぱくないフリをして乗り切るという方法もあるのか。


私じゃないとすると二人のどちらかだ。さて、スミレ様と瞳様のどっちが嘘をついているのかな。