「虹、答え合わせ、しよう」 千歳くんの穏やかな声が広がって、私はゆっくりと頷いた。 それが小さな合図となる。 食べかけの焼きそばを千歳くんのように私たちの間において、言うほど昔のことではない過去をなぞる覚悟をする。 そんなに強い覚悟をしなくてよかったのは、もう前に進んでいる千歳くんのおかげだと思った。