大好きなキミのこと、ぜんぶ知りたい【完】




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自分の部屋のベッドの上。




あの日もらった折り紙でてきた虹色のハートを、窓からさしこむ夕方の淡いひかりにかざしてみる。


少し折れ曲がったりしてしまっているけれど、これだけはずっとなくさないように、本のしおりとして大切に使っていた。





「虹さー、明日苦手な数学あるのに、勉強しなくて大丈夫?」

「.......あとでちゃんとするもん。ていうか夜、分からなかったら千尋に電話かける」

「俺、11時には寝るから」

「千尋それははやいよ。ていうか、そもそも千尋はいいよね、数学得意で。なんでそんなにできるの?」

「虹が苦手な教科だからでしょ」

「何それ」

「はは、確かに、何それって感じだな」





夏休み前の期末テストの勉強を私の部屋で千尋としていたけれど、暑さのせいかやる気も出なくて、完全に夜型の私は早急にやる気を失い、ベッドの上で本を読むという行為に逃げたわけだ。


本を開いた時に、ひらりとベッドの上に落下した折り紙のハートを見て、ついつい昔のことを思い出してしまったんだ。