夕焼けに染まってきたから、息を吸えば、夜の空気が身体に混じる。 テーブルに両肘をついてわずかに身体を乗り出すように目を合わせてくる千尋に、私も真似をして行儀悪くテーブルに両肘をつく。 ちらちらとずっと感じている周囲の視線。 千尋がかっこいいから。 背が高くて、色素の薄い黒い髪が夕焼けのしたでとてもきれいだから。 だけど、私の好きはもうすこし深い。 周囲に誰もいないって思っているくらい、何も気にせずただ私だけを真っ直ぐ見ている千尋に、そっと口を開いて言葉を続ける。