あたしは恐る恐る理科室の窓から外の廊下をのぞいた。 すると暗闇に包まれる廊下の端から一本足で歩く憑霊の姿が見えた。 どうやらこっちに向かっているみたいだ。 すぐにどこかに隠れないと! あたしはとっさに理科室からベランダに出た。 そして窓の下にしゃがみじっと息を潜める。ここなら窓からベランダをのぞきこまれない限り見つかることはない。 それから1分も経たないうちにガラガラ!と理科室のドアの開く音がした。 ドン…! ドン…! ゆっくりと理科室に入ってくる憑霊の足音が聞こえてくる。