千翼side

マジ空いた口が塞がらないんだけどどういう状況?

俺紫音にお疲れ様、凄かったよって褒めまくろうとしたんだけど、

何で俺の方が褒められてんの…?

てか好きだなって思ったからって何?!

「…紫音俺のこと好き、なの?」

「あんまり何回も言わせないで?!」

「え…じゃあ、俺と付き合ってくれるの…?
彼女になってくれるの?」

「ちぃ君こそ、本当に私でいいの?」

…やばい。今、人生の中で一番幸せな瞬間かも。

「あ!ねぇちぃ君私汗かいたからきたないよ?!」

幼稚園の頃の癖が今になって出てきた
紫音が可愛いと思うたびに抱きついてたっけ。

だんだん恥ずかしくて出来なくなってたけど、

「紫音の汗とか綺麗だから良い
…俺と付き合ってくれますか?」

「はい、喜んで」


千翼side終