再び手元に残ってしまったシャツを見ては会いに行こうか思い悩んだ。
結局は何日も会いに行けないまま。
今日は日曜。
引越しの手伝いを同期の2人に手伝ってもらうことになっていた。
「へぇ。ここが莉緒の新生活の場所かぁ。
駅もそこそこ近いしいいところだね。
部屋も可愛い〜。」
部屋を見渡していた花奈がはたと気づいたように付け加えた。
「なんだほとんど片付いてるじゃない。」
「うん。実はそうなんだ〜。
でも遊びに来てくれて嬉しいよ!」
私は2人に麦茶を出す。
カランカランと氷の揺れる音が涼しげだ。
初めて友達を呼んでおもてなしする。
その感じが、あぁ一人暮らしだぁって実感が押し寄せて顔がニヤけた。
「何、なんかいいことあったわけ?」
花奈に体をわざとらしくぶつけられて「おっとと」とよろめいた。
「別に……そんな………。」
言い淀んでから小さな声で発表した。
「好きな人………出来たかも。」
「え!?」
花奈と大谷くんは息を飲んでそれから顔を見合わせた。
その様子を見て、本当に仲良しだなぁと微笑ましくなる。
結局は何日も会いに行けないまま。
今日は日曜。
引越しの手伝いを同期の2人に手伝ってもらうことになっていた。
「へぇ。ここが莉緒の新生活の場所かぁ。
駅もそこそこ近いしいいところだね。
部屋も可愛い〜。」
部屋を見渡していた花奈がはたと気づいたように付け加えた。
「なんだほとんど片付いてるじゃない。」
「うん。実はそうなんだ〜。
でも遊びに来てくれて嬉しいよ!」
私は2人に麦茶を出す。
カランカランと氷の揺れる音が涼しげだ。
初めて友達を呼んでおもてなしする。
その感じが、あぁ一人暮らしだぁって実感が押し寄せて顔がニヤけた。
「何、なんかいいことあったわけ?」
花奈に体をわざとらしくぶつけられて「おっとと」とよろめいた。
「別に……そんな………。」
言い淀んでから小さな声で発表した。
「好きな人………出来たかも。」
「え!?」
花奈と大谷くんは息を飲んでそれから顔を見合わせた。
その様子を見て、本当に仲良しだなぁと微笑ましくなる。

