「ここ………。」
ついて来た女は驚いたような声で呟いた。
「伶央くん珍しい。何か飲みますか?
そちらは……。あぁ。昨日のお嬢さん。」
微笑んだマスターに「俺、ジントニック。こっちは適当に何か」と告げた。
女は控えめに俺の隣に腰掛けた。
改めて女を盗み見て観察する。
こいつの身長がチビなのか普通なのか分からないが、俺から見たらチビだ。
実際、若いのか顔も童顔で、クルクルとよく動く瞳に小さな唇。
華奢な体型はシャツを上から被っていると哲哉が言うように女なのか男なのか分からない。
でも案外、胸は…………、ッ。何を思い出してるんだよ!!
頭を振ってこめかみを強く押さえた。
「どうしました?伶央くん。」
気にかけるように言われ「いや、別に」とそっけなく返した。
マスターは食えない人だから深入りしたくない。
心の中で狸ジジイめ……と悪態をついた。
ついて来た女は驚いたような声で呟いた。
「伶央くん珍しい。何か飲みますか?
そちらは……。あぁ。昨日のお嬢さん。」
微笑んだマスターに「俺、ジントニック。こっちは適当に何か」と告げた。
女は控えめに俺の隣に腰掛けた。
改めて女を盗み見て観察する。
こいつの身長がチビなのか普通なのか分からないが、俺から見たらチビだ。
実際、若いのか顔も童顔で、クルクルとよく動く瞳に小さな唇。
華奢な体型はシャツを上から被っていると哲哉が言うように女なのか男なのか分からない。
でも案外、胸は…………、ッ。何を思い出してるんだよ!!
頭を振ってこめかみを強く押さえた。
「どうしました?伶央くん。」
気にかけるように言われ「いや、別に」とそっけなく返した。
マスターは食えない人だから深入りしたくない。
心の中で狸ジジイめ……と悪態をついた。