「ダメ。目を見て言って。」
吸い込まれそうな瞳に息を飲んで、それでも口を開いた。
「伶央さんが……あの、好きです。」
フッと表情が緩んで照れたような顔が一瞬見えて、その顔は私の肩にもたれかかるように乗せられた。
「やっと言ったな。」
「え………。」
そういえば私から口に出して言うことは初めてかもしれない。
でも、ずっと前から相談サイトでも言っているし、態度でもバレバレだと思う。
何より伶央さんはいつも余裕そうで、そんなこと気にしているなんて微塵も感じさせなくて………。
「言われないし、避けられるし、さすがに俺も凹む。」
「それは……その、ごめんなさい。」
急に伶央さんが可愛く思えた。
体を屈め私にもたれかかる大きな大きな子どもみたいで。
「もう一回言ってくれない?」
やっぱり前後撤回。
囁いた声は甘くて手に負えない。
「……何回も、は、無理です。」
「もう一回だけ。」
「………スキです。」
「あぁ」と噛みしめるように言った伶央さんに背中へ腕を回されてギュッと抱きしめられた。
それに応えるように私も伶央さんの体に腕を回した。
吸い込まれそうな瞳に息を飲んで、それでも口を開いた。
「伶央さんが……あの、好きです。」
フッと表情が緩んで照れたような顔が一瞬見えて、その顔は私の肩にもたれかかるように乗せられた。
「やっと言ったな。」
「え………。」
そういえば私から口に出して言うことは初めてかもしれない。
でも、ずっと前から相談サイトでも言っているし、態度でもバレバレだと思う。
何より伶央さんはいつも余裕そうで、そんなこと気にしているなんて微塵も感じさせなくて………。
「言われないし、避けられるし、さすがに俺も凹む。」
「それは……その、ごめんなさい。」
急に伶央さんが可愛く思えた。
体を屈め私にもたれかかる大きな大きな子どもみたいで。
「もう一回言ってくれない?」
やっぱり前後撤回。
囁いた声は甘くて手に負えない。
「……何回も、は、無理です。」
「もう一回だけ。」
「………スキです。」
「あぁ」と噛みしめるように言った伶央さんに背中へ腕を回されてギュッと抱きしめられた。
それに応えるように私も伶央さんの体に腕を回した。

