伶央さんはお兄ちゃんに向き直って改まって言った。
「未だに信じられませんが、助けて頂いた方なのに……すみませんでした。」
頭を下げる伶央さんに郁さんは涙目で「伶央兄……」と呟いた。
お兄ちゃんは微笑んで応えた。
「いいよ。俺も妹がいるから心配する気持ちはよく分かる。」
顔を上げた伶央さんが真剣な面持ちでお兄ちゃんに告げた。
「尚之さん。俺、莉緒を大切にします。」
「それは断る。」
即答した兄にガッカリする。
人が感動しそうな場面で!!
「お兄ちゃん!」
「莉緒は大事な大事な妹で伶央くんに渡せるような妹じゃないんだ。」
「お兄ちゃん!?」
「ユキさん!?」
「な、なんだ。どうした。」
郁さんと声が重なって吹き出した。
そんな私たちにお兄ちゃんはたじろいでいる。
郁さんも笑ってそれからお兄ちゃんに説教し始めた。
お兄ちゃんに説教する人なんて初めて見るから面白い。
「莉緒ちゃんの幸せを考えるなら伶央兄で手を打っておきなよ。
お婆ちゃんになっても独身でいいの?」
せっかく郁さんが言ってくれてるのに、お兄ちゃんは開き直ったように言ってのけた。
「莉緒なら大丈夫だ。
お兄ちゃんとずっと一緒に。な?莉緒?」
「そんなわけないよ!
お兄ちゃんだって真由子さんに結婚迫られてるから私に逃げてるんでしょ!?」
「ハハッ。
尚之さん自身は彼女いるのかよ。」
伶央さんが呆れたように笑った。
良かった。笑ってる。
「でしょ?ズルイよね。」
「未だに信じられませんが、助けて頂いた方なのに……すみませんでした。」
頭を下げる伶央さんに郁さんは涙目で「伶央兄……」と呟いた。
お兄ちゃんは微笑んで応えた。
「いいよ。俺も妹がいるから心配する気持ちはよく分かる。」
顔を上げた伶央さんが真剣な面持ちでお兄ちゃんに告げた。
「尚之さん。俺、莉緒を大切にします。」
「それは断る。」
即答した兄にガッカリする。
人が感動しそうな場面で!!
「お兄ちゃん!」
「莉緒は大事な大事な妹で伶央くんに渡せるような妹じゃないんだ。」
「お兄ちゃん!?」
「ユキさん!?」
「な、なんだ。どうした。」
郁さんと声が重なって吹き出した。
そんな私たちにお兄ちゃんはたじろいでいる。
郁さんも笑ってそれからお兄ちゃんに説教し始めた。
お兄ちゃんに説教する人なんて初めて見るから面白い。
「莉緒ちゃんの幸せを考えるなら伶央兄で手を打っておきなよ。
お婆ちゃんになっても独身でいいの?」
せっかく郁さんが言ってくれてるのに、お兄ちゃんは開き直ったように言ってのけた。
「莉緒なら大丈夫だ。
お兄ちゃんとずっと一緒に。な?莉緒?」
「そんなわけないよ!
お兄ちゃんだって真由子さんに結婚迫られてるから私に逃げてるんでしょ!?」
「ハハッ。
尚之さん自身は彼女いるのかよ。」
伶央さんが呆れたように笑った。
良かった。笑ってる。
「でしょ?ズルイよね。」

