「伶央さんの『れお』はライオンの意味ですね。」
「さぁな。どうだか。」
「私の莉緒もリオンでライオンになれます。」
「男の名前だ。」
「男になりたかった。
そうすれば自由に生きられます。」
莉緒の言葉を苦々しい気持ちで聞いた。
男になって、お前は兄貴と同じ末路を辿るのか。
「俺はライオンだからウサギを食べるんだぜ?」
「え………。」
「それにウサギを憎んでる。」
「ウサギを………。」
言葉に詰まった莉緒を尻目に俺は話を続けた。
「俺の妹はある男に出会って捨てられたせいで人が変わってしまった。
狂ったように男遊びをするようになった。
清楚な大人しい妹だったのに。」
「それって……。」
なおも戸惑っているような莉緒の方を見ずに淡々と話した。
「だったら同じ目に遭わせてやる。
そいつの大事な妹を奪ってボロ雑巾のようにして捨ててやる。
まずは惚れさせて犯して散々な目に遭わせてから捨ててやればいい。」
「おか………。」
絶句した莉緒を正視出来なくて顔を逸らしたまま。
「さぁな。どうだか。」
「私の莉緒もリオンでライオンになれます。」
「男の名前だ。」
「男になりたかった。
そうすれば自由に生きられます。」
莉緒の言葉を苦々しい気持ちで聞いた。
男になって、お前は兄貴と同じ末路を辿るのか。
「俺はライオンだからウサギを食べるんだぜ?」
「え………。」
「それにウサギを憎んでる。」
「ウサギを………。」
言葉に詰まった莉緒を尻目に俺は話を続けた。
「俺の妹はある男に出会って捨てられたせいで人が変わってしまった。
狂ったように男遊びをするようになった。
清楚な大人しい妹だったのに。」
「それって……。」
なおも戸惑っているような莉緒の方を見ずに淡々と話した。
「だったら同じ目に遭わせてやる。
そいつの大事な妹を奪ってボロ雑巾のようにして捨ててやる。
まずは惚れさせて犯して散々な目に遭わせてから捨ててやればいい。」
「おか………。」
絶句した莉緒を正視出来なくて顔を逸らしたまま。

