【初めてのキスを好きでもない人に奪われました。
大切に守りたかったのに………。
私は汚れてしまいました。】
「は……なん………。」
今日は莉緒からメッセージが届いていないことに気づいて、たまたま見ていた相談サイト。
届いたメッセージに愕然として、だから世間知らずで危ういヤツだって心配………。
心配だって?何を馬鹿なことを………。
そう思うのに、指は勝手に本音を吐露して投稿していた。
投稿ボタンを押してやっと我に返ると一気に耳まで熱くなったのが分かった。
急いでさっきのメッセージは無しにして欲しいことを伝えた。
それなのにとんでもないメッセージが俺との元に返ってきた。
【私もハス様になら奪われて良かったのにな。
それとも私が気になっている悪い男の人なら良かったのに。】
この悪い男は俺のことだろ。
俺なら……ってどれだけ危機感がないんだよ。
あのまま帰さずに手を伸ばせば触れられる距離にいたあいつに………。
大切に守りたかったのに………。
私は汚れてしまいました。】
「は……なん………。」
今日は莉緒からメッセージが届いていないことに気づいて、たまたま見ていた相談サイト。
届いたメッセージに愕然として、だから世間知らずで危ういヤツだって心配………。
心配だって?何を馬鹿なことを………。
そう思うのに、指は勝手に本音を吐露して投稿していた。
投稿ボタンを押してやっと我に返ると一気に耳まで熱くなったのが分かった。
急いでさっきのメッセージは無しにして欲しいことを伝えた。
それなのにとんでもないメッセージが俺との元に返ってきた。
【私もハス様になら奪われて良かったのにな。
それとも私が気になっている悪い男の人なら良かったのに。】
この悪い男は俺のことだろ。
俺なら……ってどれだけ危機感がないんだよ。
あのまま帰さずに手を伸ばせば触れられる距離にいたあいつに………。

