……似合ってた?なにそれ。
たしかに私は年上が好みだし、それを加島に語ったこともある。
でもそれは加島も同じじゃないか。
年下が好きで、主導権は握りたいタイプで、自分のあとをちょこちょこ付いてくるような子がいいんでしょ?
でしゃばってあれこれと口うるさく言ってしまう私なんて加島の好みじゃない。
「そっちこそ話し合って理沙ちゃんとやり直すことになったんじゃないの?」
考えてみれば理沙ちゃんは加島のドストライクのタイプだし、家族も公認だし、なにより理沙ちゃんは加島のことが大好きだ。
「よかったじゃん。加島こそ理沙ちゃんとお似合いだと思うよ」
自分の本音とは真逆に、ペラペラと口が勝手に動く。
「加島のこと王子さまとか言ってたし、あそこまで想ってくれる人ってなかなかいないと思う。私のことを誤解してた時もあったけど、ちゃんと言っておいてよね。私と加島はなんにもないって。ただの先輩後輩で、お互いに好みじゃないし、これから先も好きになることはないって分かってたからこそ今まで一緒に住め――」
……ドンッ。
私の話が終わる前に思いきり腕を掴まれて、そのまま背後にあったベッドに押し倒された。



