あの日のキミが好き~True Love~

「え……?」


晴流の綺麗な目はどこか冷たかった。


晴流もまた、過去に何かあった人なのかもしれない。


私は晴流の家族でもないし恋人でもない、ただのお隣さん。


だから晴流の素性なんてほとんど何も知らない。


お互い深く聞かないのが暗黙の了解なんだ。


「…っていうのは冗談。だけど、いつまでも過去の幻想に囚われるのは良くないよ」


幻想?


「幻想なんかじゃない」


コウちゃんは…本当のコウちゃんは私が知ってるコウちゃんだよ……。


「そう」


信じたい…コウちゃんのこと。


ううん、信じてる。


コウちゃんは極悪非道なんかじゃないって…。