◆◇◆
「懐かしい…」
青々とした森を抜けると透き通った色の海が姿を現す。
一人で岩場を降りることができなかった私もいつの間にか楽々と降りれるようになって…。
いつしか村の掟を破ることに罪意識を感じなくなって…。
だから天罰が下ったんだろうな…。
神聖なこの海に入っていたから…。
海の神様…ごめんなさい。
勝手に海に入ってごめんなさい。
だから…昔のコウちゃんを返してください……。
昔のコウちゃんに戻ったコウちゃんとまた仲良くしたいだなんておこがましいことは言わない。
ただ、昔のコウちゃんに戻って欲しいよ……。
それだけが私の望みだよ…。



